先日、AutoCADの出張研修に伺った会社では、主に配筋図の作図が行われています。実務図面を見せていただけたので、鉄筋を配列する作図方法の解説を行いました。
連続的に複写するような場合に一般的には[配列複写]コマンドを使います。但し、配筋図の場合は1方向のみへの配列でよいので、縦・横の2方向に設定が可能な[配列複写]コマンドをわざわざ使う必要はありません。
さらに均等割付けをしたい時には[複写]の[配列]オプションが便利です。以下に使い方を説明します。
(1)左側の短い線分を下の長い線分の沿って均等に15本(14分割)複写しようと思います。
(2)図形(短い線分)を選択した後、[ホーム]タブ>[修正]>[複写]を実行し、基点として左下の端点をクリックします。
(3)次に[配列(A)]を選択し、[項目の配列数を入力:]で「15」を入力すると、カーソルの動きに沿って14本の線分が現れます。
(4)ここでは均等割付を行いたいので、[フィット(F)]を選択し、右の端点をクリックします。
(5)[配列複写(array)]コマンドを使わなくても、一方向への均等割り付け複写が、簡単に簡単に行えます。14等分の場合は元の線分も含め、配列数を「15」と入力することに注意してください。
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