角度拘束-非有向角の設定方法

3Dデータ作成/3Dプリント

前回作成したアセンブリモデル(蓋付き箱)を使って、蓋の開閉角度を指定する方法です。

この記事の動画は一番下にあります。

(1)前回、組み立てた「210111.iam」を開きます。

(2)蓋をちょうど30度開いた状態で固定し、図面化したいと思います。

(3)マウスをドラッグして、蓋がおよそ30度程度開いた状態で、[関係]>[拘束]を実行します。

(4)[タイプ]は[角度]、[解析]は[非有向角]を選択します。

(5)[プレビューを参照]と[オフセットと向きを予想]にチェックを入れます。

(6)[1番目の選択]として、本体の縁上面をクリックし、[2番目の選択]として、蓋の上面を選択します。面を選択する際に表示される法線(赤い矢印)で角度をコントロールします。(蓋の下面を選択しないよう注意)

(7)[角度]に、現在の角度が表示されているので、「30」を入力します。

(8)[OK]をクリックすると、蓋が30度開いた状態で固定されます。

(9)[ブラウザ]>[関係]>[角度1]を右クリックして、再度編集し[制限]オプションを設定してみます。

(10)[最大」をチェックし、「80」と入力。[最小]には「10」を入力します。

(11)「OK」をクリックして、蓋の動きを確認します。

(12)蓋は完全に閉まらず、10度開いた状態で停止します。

(13)逆方向には、80度までしか開きませんが、マウスを離したときの任意の角度で停止します。

(14)[ブラウザ]>[関係]>[角度1]を右クリックして、再度編集し、さらに[制限]オプションを設定してみます。

[角度を静止位置として使用]にチェックを入れます。

(15)「OK」をクリックして、蓋の動きを確認します。

マウスをドラッグすると、10度~80度の範囲で動作しますが、マウスを離すと30度の位置に戻ります。

以上のように、動作角度に制限を設けることができます。

この記事の動画
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